本屋は人生を編集するエキスパートだ。

人類が生き延びようとすると環境破壊につながる。我々は大きくなり過ぎた恐竜と同じなのだろうか。

より良く生きようとすればするほど、大衆消費社会の餌食になる。

ふと内から湧き出る父の仕草、母の言葉。無意識の模倣に絆の強さが滲み出る。

男は母性愛を求め、 女は寵愛を求める。

後悔するくらいならやるなって言うけど、遮二無二やり遂げたくなることがある。 いいんじゃないか、やっても。 予想通りでもそうでなくても、結果は結果として引き受ける。 その覚悟が大事なんだから。

反復は変身の蛹体だ。 体に刻み込んだものが、新たな地平を切り開く聖火になるのだから。

模倣は人類最強の武器だ。

人間が語りたいのは、事実ではない。 物語だ。

女が母になるのは、 子に喰われることを望む時。

自分を空にして向き合える人間は強い。

春風に千切れては飛ぶ 枯れすすき 外れ者の悲しみ 誰が知る

子は、同じ寂しさを抱えし母を求め、宿る。

あなたの背中。引き締まった背中。腕白坊主の背中。 ついこの前まではよちよち歩きのかよわい背中。 大きくなったね。たくましくなったね。ママのところに来てくれて本当にありがとうね。

赤ちゃんの体には春陽だまりが潜んでいる。 くん、くん、クン！

ため息は煙の出ない煙草。吐いた本人はウサを晴らせるが、 周りの気持ちを曇らせる。 頼むから、吸い込んじゃってよ。 世界が見えない煙幕に覆われる前に。

子供は闇を畏れる。 だが深く眠りについた瞬間から光を吐き出し闇を払う。 子供の体には今が満ちている。

過去未来ではなく 今一瞬に生きよう 吸って 吐いて 吸って 吐いて ああ、光に満ち溢れたあなたを感じるよ そしてまた

乳は血血。 母は体内の赤い血を白い乳に変え、子は乳を自身の血とし肉とする。 哺乳類は親を喰らい生きる性。 人は肉体のみならず心も喰らう大食漢。

親が子を愛せるのは 子が生を受けたその日から 全身全霊で親を愛するからだ。 その逆はない。

リセットしても リセットしても リセットしても リセットしても リセットしても リセットしきれないものが、ある。