2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
最も身近で、最も理解不能で、最もシカトしながら、最も愛した人。 父親。
私という海に深く深く沈み込む。 底は無く周囲は広大なグランブルー。 沈黙がおしゃべりする中、私は深呼吸する言葉を放つ。 ほら、海の色が変わってきたよ。
「大人になるってどんなこと?」「セックスだけが人生じゃないってわかることじゃないかな」
子供を産み育てると、自我が削れて無くなっていく。 巣立ちの時、重力からも解放された私は、白鳥になって海の彼方への飛翔を試みるだろう。 (27日分)
子供を叱るのは怒りや憎しみからではない。 お天道様の下を歩ける人間になって欲しいという思いが、叫びになるだけだ。 (26日分)
子供は親の愛の調教師。
所詮男なんて。 と愚痴るあたしは、所詮女なんだよな。
野菜は小さく切って、味つけは甘めで。 ちょっとした思いやりが、舌に刻まれるおふくろの味を産む。 (22日分)
子供は親のものではなく、社会からの預かりもの。 それを痛感させるために反抗期があるんだな。 (21日分)
言葉はスルメのようなもの。噛めば噛むほど味が出る。
毎日繰り返す作業は体の奥深くに刻み込まれ、新しい世界を切り開くナイフとなる。 (19日分)
計画通りの人生を進むことに熱中して、ドナドナにならないといいけど。
話下手な男は、聞き手の理解力のなさを憎む。 激しい怒りは自信のなさの裏返しだ。 (17日分)
眠りについた子供の顔ほど親を癒やすものはない。
編集意図を見極めずにニュースを見るのは、百害あって一理なし。 (15日分)
ふんわりとろけるイチゴのショートケーキには、プラトニックな恋が全てだったあの頃が詰まってる。
映画館は、見知らぬ君と僕とをつなぐブラックボックス。
本能でできるのは出産まで。子育てには学習が必要だ。女だから自然にやれるわけじゃない。(12日分)
我々の身中に潜む呆れるほどの強靭さは、守るべきものの呼び声で覚醒する。
問題解決のためにあれこれ考えるのは、もうよそう。 「よし、やるぞ」という熱い気持ちを燃え立たすのは、行動だけなのだから。(10日分)
知ったかぶりをすると、フケる。
21世紀に入り、昭和は決定的に遠くなった。 もはや懐古する対象でしかない。
約束破りは相手と自分への裏切り。 泣くに泣けない背徳の十字架。
死を思うとき、近づいて来るのは、故郷。
私が祖先に約束した唯一のこと。 赤きタスキを繋ぐこと。 ようやく走り出したかな。
自分にとって許せないことは、実行なき批判。ゾンビにだけはなりたくねっ!
パソコンの登場で、人間は情報保持力を向上させた。だが、その中身は死に体の情報ばかり。自分の脳を超える情報の動かし方を我々はまだ知らないのだ。